ジャニーズ事務所から独立して成功した芸能人は?歴代まとめ

ジャニーズ事務所から独立して成功した芸能人は?歴代まとめ

ジャニーズのファンでなくても、名前は聞いたことがあるであろう、ジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川氏。2019年に、惜しまれながらもその生涯に幕を下ろしました。そんなジャニーさん亡き後、ジャニーズ事務所からの退所が相次いでいる事象は、芸能界に訪れた大きな転機と言われています。

これまでたくさんの男性アイドルを世に送り出してきたトップ事務所である「ジャニーズ」。そんな大手事務所を辞め、新たな未来に向かって歩き出しているタレント・通称「辞めジャニ」のその後はいかに・・・?

この記事では、成功している辞めジャニの活躍ぶりについて見ていきたいと思います。

大成功している「辞めジャニ」

郷ひろみ:デビュー早々の退所でヒット作連発

1955年生まれ、現在は67歳になる郷ひろみさん。年齢を感じさせない奇跡のルックスは、還暦を過ぎた今でも健在です。

郷さんは高校1年生の時にジャニーさん直々のスカウトにより超VIP待遇でジャニーズ入り。ジャニーズ グループには属さず、ソロで活動していましたが、入所からわずか4年で退所。当時設立4年目で比較的新しい事務所であった「バーニングプロダクション」に移籍しました。

それからというもの映画への主演、アイドル人気投票で7年連続1位獲得など大きな功績を残します。さらに、世代を超えて愛される「お嫁サンバ」や「GOLDFINGER ’99」などのヒット曲を多数生み出し、今現在も同事務所に所属しながら105枚目のシングル「ウォンチュー!!!」をリリースするなど、昭和・平成・令和すべての時代でのオリコンTOP10入りを果たすという快挙を成し遂げました。

本木雅弘:推定年収1億円!現在はイギリス在住

1965年生まれで、現在56歳の本木雅弘さん。現在は、1995年に結婚した内田也哉子さんとともにイギリス・ロンドンで生活されています。

日本でのメディア露出は減っていますが、その誠実な人柄で好感度抜群の本木さんに、今もなおオファーは殺到。CMの年間契約だけでも、1社あたり数千万円の収入があるといわれています。

そんな元木さんは、ジャニーズ グループ「シブがき隊」のメンバーとして、「モックン」の愛称で親しまれてきました。しかし、シブがき隊結成からわずか6年で解散・退所の運びとなり、ソロで俳優活動を開始します。

それが転機となって、本木さんは俳優としての才能を開花。CMや大河ドラマ、自らが企画を持ち込み実現した主演映画『おくりびと』などで、その存在感を知らしめます。同作は2009年アカデミー賞外国語映画賞を受賞するなど、世界的なヒット作となりました。これを受け同年、本木さんは出身地である埼玉県より県民栄誉章を受章しています。

Taka(ONE OK ROCK):世界的ロックバンドとして大成功

1988年生まれ、34歳のTakaさん。父親に森進一さん、母親に森昌子さんを持つサラブレッドとして知られてきました。

2003年、NEWSのメンバーとしてジャニーズ グループでデビューしますが、わずか1ヶ月後に脱退と事務所退所を発表。自らの音楽の道に進むことを決意し、現在も世界的に大活躍しているロックバンド・ONE OK ROCKに加入します。加入の経緯は、ジャニーズ グループに所属していた頃は発掘されなかったTakaさんの声と圧倒的歌唱力に、メンバーのToruさんが惚れ込み、猛アプローチによるものだそう。同バンドは結成5年目で武道館公演を敢行し、それから2年後にはアジアツアー、その翌年にはヨーロッパ、さらに北米と活動の場を破竹の勢いで広げていきました。

今では、「海外で最も再生された国内アーティスト」で1位を獲得するなど、世界的ロックバンドとして、Takaさん持ち前の英語力を生かしながら国際的に活躍を続けています。

赤西仁:国境を越え、世界的に活躍中

1984年生まれ、38歳になる赤西仁さんは、2001年にKAT-TUNのメンバーとしてデビューしました。

同じくメンバーの亀梨和也さんとともに出演したドラマ『ごくせん』での不良役がハマりブレイクしますが、2010年に方向性の違いを理由にKAT-TUNを脱退。また2014年にはジャニーズ事務所を退所します。

その後、幼い頃からの夢であった海外での活動をスタートさせると、現在ではアメリカのドキュメンタリー番組に出演したり、中国の映画に主演して「アジア人気アーティスト賞」を受賞するなど、目覚ましい活躍を見せています。

手越祐也:自由を手に入れ、マルチに活躍

1987年生まれの35歳、抜群のルックスと底抜けに明るい性格でファンを魅了してきた手越祐也さんは、ジャニーズきっての歌唱力でも評価されてきました。

ジャニーズ グループ「NEWS」や「テゴマス」でも活躍を続けていましたが、「次の夢に向かって新たなステップを」という理由で、2020年に事務所を退所します。

退所後は、鎖を解かれたようにSNSやYoutubeアカウントを開設し、積極的に発信活動をスタートした手越さん。その自由奔放さと巧みな話術を武器に、次の夢として語っていた会社の設立やサロンの経営など次々に新たな試練に挑みます。

抜群の自信と行動力で、ジャニーズ時代をはるかに超える活躍ぶりを見せていますよ。

「辞めジャニ」成功と失敗の分かれ道とは?

ジャニーズを辞めたタレントたち・辞めジャニの成功と失敗の分かれ道はどこにあるのでしょうか?

今回ご紹介した、元ジャニーズのタレントたちに共通しているのは以下の点でした。

  • 自らリスクを取りに行く
  • 大手事務所に移籍する
  • 自分の事業や能力に自信を持っている
  • 行動力がある

ジャニーズという権力を持った事務所を離れ、自分の意思で次の未来へ向かっていくこと。それはまるで、親離れをする子の旅立ちのようにも見えますね。

リスクがあることを覚悟し、意を決して行動した人。その先に次の居場所となる、そして自らの能力を生かせる事務所に出会えた人。これらが成功した辞めジャニたちが持っていた強運だったのではないでしょうか。

辞めジャニの中には、残念ながら功績を残せず、くすぶってしまった人も大勢います。ジャニーズという大きな事務所に身を置くか、親離れをし旅立ちの決意をするかどうかは、彼らの人生を左右する選択になり得るのですね。

まとめ

今回ご紹介した「辞めジャニ」といわれるタレントさん・俳優さんはあまりに有名で、元ジャニーズだということさえ知られていない人も多かったですね。

整った制度と頑丈なフェンスで囲まれた安全な場所であるジャニーズ事務所。自由を求めてその檻を突き破る人たちの中には、「アイドル」という肩書の下で火種となっていた、大きな野心や希望があったのでしょう!

また、今後のジャニーズ事務所の動向にも要注目ですね。