【サッカー】若き日本のエース!久保建英のこれまでの活躍とプロフィール

【サッカー】若き日本のエース!久保建英のこれまでの活躍とプロフィール

4年に一度のサッカーの祭典FIFAワールドカップが中東のカタールで開幕します。

日本代表も7大会連続7回目の出場を果たし、まずはスペイン・ドイツ・コスタリカとグループリーグを戦います。ワールドカップチャンピオンが2ヶ国も同組のいわゆる「死の組」ですが、森保一監督が就任以来目標としているベスト8以上を達成するためにはその死の組を突破する必要があります。

そのグループリーグ突破の鍵を握っているのが、若き日本のエース・久保建英選手でしょう。今回はその久保選手について、これまでの所属チームでの活躍とプロフィールをまとめていきます。

久保建英(くぼたけふさ)のプロフィール

サッカー日本代表に最年少で選出された、日本代表の若きエース・久保建英選手。ここまで、21世紀生まれの選手として多くの記録を樹立してきました。

  • 生年月日:2001年6月4日(21歳)
  • 出身地:神奈川県川崎市麻生区
  • 身長/体重:173cm/67kg
  • 利き足:左足

2004年、3歳の時にサッカーを始めた久保建英選手は、2009年に「バルセロナキャンプ」に参加したことでその才能が世界的に認知されるようになりました。

2010年に川崎フロンターレの下部組織に入団し、2011年FCバルセロナの下部組織カンテラの入団試験に合格したためスペインに渡りました。そこから、U-12の大会で得点王、大会MVPに輝くなど順調に力をつけてきましたが、2015年チームの事情により帰国を余儀なくされ、FC東京の下部組織に所属することとなりました。

FC東京でも存分に力を発揮し、2016年飛び級で出場したユースの大会で得点王に輝き、同年トップチームにも登録され、史上最年少記録(15歳10カ月11日)となる得点を記録します。

久保建英(くぼたけふさ)の経歴

FC東京(2017年~2018年)

2017年11月1日に、FC東京とプロ選手としての契約を結びました。デビュー戦となったルヴァンカップの札幌戦でFKを獲得、周囲からの勧めもありデビュー戦ながらFKを蹴るなど、活躍を見せます。

ただ、当時の長谷川健太監督からさらに上のレベルで守備時の運動量を求められ、ベンチ入りの機会が徐々に減少していき、J3での試合で経験値を積むことが多くなりました。

2018年にはU-19日本代表に選出され、ワールドカップロシア大会に帯同しました。大会後、自身の主戦場がJ3リーグとなっている現状に危機感を募らせ、環境を変えることを直訴したことで、横浜F・マリノスへ期限付き移籍することとなります。この移籍について長谷川監督は「才能ある選手なので、日本全体でサポートしていくことが大事」と久保選手を送り出したそうです。

横浜F・マリノス(2018年)

マリノスでは、Jリーグ歴代2位の最年少得点記録を樹立しました。ただ、記録を樹立したことよりもマリノスでの生活はメンタル面での成長が大きかったようです。それまで試合に出られないことに対して、「なぜ試合で使ってくれないのか」という他責の意識が大きかったそうですが、「自分に足りないものは何か」と自分に目を向けられるようになったようです。

レアル・マドリード移籍後(2019年~2022年)

2019年にFC東京へ復帰した久保選手は、その年の6月14日スペインの名門レアル・マドリードへの移籍が発表されました。リーグ戦の途中でレアル・マドリードへの移籍となった背景には「18歳になった時に再度海外でプレーする可能性を残す」ために、FC東京との契約が18歳の誕生日である6月4日までとなっていたことが関係しているようです。

マジョルカ(レアル・マドリードからレンタル移籍)

2019年にリーガ・エスパニョーラで経験を積むため、マジョルカへレンタル移籍をしました。加入序盤は出場の機会は限られていましたが、少ないチャンスをモノにし、2020年に入ってからは主力の1人となっていきました。

最終的にチームは2部への降格が決定したものの、久保選手はリーグ戦35試合4ゴール4アシストと結果を残し、欧州サッカー連盟によるリーガ・エウパニョーラの『ブレイクした11人』に選出されるなど、その活躍ぶりは国内外から注目を浴びました。

ビジャレアル・ヘタフェ(レアル・マドリードからレンタル移籍)

さらなる経験を積むため、リーグ5位のビジャレアルに加入しましたが、チームにフィットしきれず、ヘタフェへ移籍しました。ヘタフェでもチームにフィットできず、2022年シーズンからは新天地を探すこととなりました。

レアル・ソシエダ(2022年~)

2022年7月19日にレアル・ソシエダへの完全移籍が発表されました。2027年6月までの5年契約ですが、レアル・マドリードはいつでも買い戻すことができ、今後の活躍次第ではレアル・マドリード復帰する可能性も残されています。

久保建英選手のこの移籍はワールドカップシーズンでの移籍ということもあり、国内・海外の反応は冷ややかなものが多くあったようです。しかし、その反応が誤りだったということをプレーで示しています。ソシエダには、元スペイン代表のダビド・シルバ選手もおり、久保選手と近いビジョンをもちプレーをしている選手が多いようで、チームにとてもフィットしているようです。

そして9月18日、第6節では、乾貴士選手以来日本人2人目となる通算100試合を達成しました。

まとめ

今回は、久保建英選手のプロフィールと所属チームでの活躍についてまとめてきました。

幼い時から海外で知られ、その力を遺憾なく発揮しています。所属しているチームの監督にも恵まれ、特にFC東京の長谷川監督にはその時点で足りていないスキルを端的に示してもらっており、それを改善してきたからこそ、今の久保選手の活躍があります。

背番号11で挑むワールドカップカタール大会では背番号にふさわしい、エースの働きを期待しましょう!