【センバツ2022】出場校や大会日程まとめ

いよいよ、3月18日(金)から春の風物詩でもあるセンバツが開幕します。今回は初出場校6校を含む、全32校が出場。3月4日には組み合わせ抽選会も行われ、対戦カードも決定しました。そこで今回は、センバツの出場校や大会日程、今大会の注目選手や注目校についてまとめてみました。

第94回選抜高等学校野球大会 概要

春の甲子園は2022年3月18日(金)~3月30日(水)までの13日間の日程で、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で開催されます。

夏の甲子園の場合は、地方大会の優勝校がその都道府県代表となりますが、春の甲子園の場合は選考委員会によって出場校が決められます。秋季地区大会の成績だけではなく、地域的なバランスなども考慮して選ばれますので、秋季地区大会の優勝校、準優勝校以外の学校が選ばれる可能性もあるのです。また、一般選考枠以外にも、「21世紀枠」「明治神宮大会枠」「東北絆枠」が設けられているのも春の甲子園の特徴です。

基本的には出場校は32校ですが、第85回大会のように下一桁が「5」の時は34校、第90回大会のように下一桁が「0」の時は36校が出場する「記念大会」もあります。

第94回選抜高等学校野球大会出場校一覧

北海道

  • クラーク記念国際高等学校/初出場

東北

  • 花巻東高等学校(岩手)/ 4年ぶり4回目
  • 聖光学院高等学校(福島)/ 4年ぶり6回目

関東・東京

  • 明秀学園日立高等学校(茨城)/ 4年ぶり2回目
  • 山梨学院高等学校(山梨)/ 2年ぶり5回目
  • 木更津総合高等学校(千葉)/ 6年ぶり4回目
  • 浦和学院高等学校(埼玉)/ 7年ぶり11回目
  • 國學院大學久我山高等学校(東京)/ 11年ぶり4回目
  • 二松学舎大学附属高等学校(東京)/ 7年ぶり6回目

東海

  • 日本大学三島高等学校(静岡)/ 38年ぶり2回目
  • 大垣日本大学高等学校(岐阜)/ 11年ぶり4回目

北信越

  • 敦賀気比高等学校(福井)/ 2年連続9回目
  • 星稜高等学校(石川)/ 2年ぶり15回目

近畿

  • 大阪桐蔭高等学校(大阪)/ 3年連続13回目
  • 和歌山東高等学校(和歌山)/初出場
  • 天理高等学校(奈良)/ 3年連続26回目
  • 金光大阪高等学校(大阪)/ 13年ぶり3回目
  • 京都国際高等学校(京都)/ 2年連続2回目
  • 和歌山高等学校(和歌山)/ 2年連続8回目
  • 東洋大学附属姫路高等学校(兵庫)/ 14年ぶり8回目

中国・四国

  • 広陵学園広陵高等学校(広島)/ 3年ぶり25回目
  • 広島商業高等学校(広島)/ 20年ぶり22回目
  • 高知高等学校(高知)/ 4年ぶり19回目
  • 鳴門高等学校(徳島)/ 9年ぶり9回目
  • 倉敷工業高等学校(岡山)/ 13年ぶり11回目

九州

  • 九州国際大学付属高等学校(福岡)/ 11年ぶり3回目
  • 大島高等学校(鹿児島)/ 8年ぶり2回目
  • 有田工業高等学校(佐賀)/初出場
  • 長崎日本大学高等学校(長崎)/ 23年ぶり3回目

21世紀枠

  • 只見高等学校(福島)/初出場
  • 丹生高等学校(福井)/初出場
  • 大分舞鶴高等学校(大分)/初出場

今大会注目選手!

佐々木麟太郎(ささき りんたろう)/花巻東

花巻東 佐々木監督 息子でもある佐々木麟太郎選手は、身長183cm、体重117kg の巨体からホームランを量産。1年生にして高校通算50本本塁打を記録し、怪物スラッガーと称されています。高校最多である111本塁打を放った早稲田実業の清宮幸太郎選手(日本ハム)は、1年秋の時点での記録は22本。佐々木麟太郎選手の本塁打ペースが群を抜いていることが分かります。

高校進学に関して、父・佐々木監督には全寮制の他校の野球部を勧められたこともありました。佐々木監督は父として指導者として、様々な葛藤を抱えていたそうです。しかし、菊池雄星選手や大谷翔平選手が花巻東で戦う姿を見て育った佐々木麟太郎選手は、花巻東以外でプレーすることは考えらえませんでした。今大会が初の甲子園出場となる佐々木麟太郎選手、豪快なホームランを期待しています!

今大会注目校!

敦賀気比高等学校/福井県

春の甲子園は2年連続9回目の出場となる敦賀気比。同校を引っ張るのは、昨年の春・夏両甲子園を共に経験した上加世田頼希選手と渡辺優斗選手のバッテーリーです。大阪の強豪軟式クラブ・門真ビックドリームスでプレーしていた2人は、2019年の侍ジャパンU-15代表に選出され、中国で開催された第10回BFA U15アジア選手権にも出場しました。U-15代表では上加世田頼希選手はエース、渡辺優斗選手は正捕手を任され、チームの優勝に大きく貢献しました。中学時代から強い信頼関係で結ばれていた2人は、複数の強豪校からオファーをもらう中、共に敦賀気比へ進むことを決意。昨年の夏の甲子園では8強入りを果たした敦賀気比。今大会も絆深きバッテリーを武器に、日本一を目指します!

同じく福井県から選出の21世紀枠・丹生高等学校にも注目!

今回、福井からは21世紀枠で選出された丹生高等学校の出場も決まっています。昨秋の県大会の3位決定戦では、敦賀気比に敗れるも終盤まで競り合い、丹生の実力を見せつけました。過疎地域において、地域との繋がりを深める活動にも積極的に取り組み、野球人口が減少する中、様々な工夫を凝らして練習を続けてきた丹生。部員31人で初の甲子園出場を掴みました。今大会は福井勢2校の活躍に注目です!

1回戦の組み合わせ

第1日目

第1試合浦和学院(埼玉)-大分舞鶴(大分)
第2試合和歌山東(和歌山)-倉敷工(岡山)
第3試合クラーク国際(北海道)-九州国際大付(福岡)

第2日目

第1試合広陵(広島)-敦賀気比(福井)
第2試合長崎日大(長崎)-京都国際(京都)
第3試合二松学舎大付(東京)-聖光学院(福島)

第3日目

第1試合山梨学院(山梨)-木更津総合(千葉)
第2試合日大三島(静岡)-金光大阪(大阪)
第3試合高知(高知)-東洋大姫路(兵庫)

第4日目

第1試合国学院久我山(東京)-有田工(佐賀)
第2試合星稜(石川)-天理(奈良)
第3試合只見(福島)-大垣日大(岐阜)

第5日目

第1試合花巻東(岩手)-市和歌山(和歌山)
第2試合大島(鹿児島)-明秀日立(茨城)
第3試合丹生(福井)-広島商(広島)

第6日目

第1試合鳴門(徳島)-大阪桐蔭(大阪)
第2試合2回戦
第3試合2回戦

まとめ

今回は2022年3月18日(金)から開催となる春の甲子園の出場校や大会日程についてまとめてみました。夏の甲子園とは選考基準が異なるため、選考の時点から笑顔あり、涙ありの数々のドラマが生まれるのが春の甲子園。憧れの聖地である甲子園のグラウンドでも連日熱い戦いが繰り広げられることになりますが、多くの観客の胸に勇気と感動を与えることでしょう。今大会に出場する高校球児一人ひとりの活躍を期待しています!