リオオリンピック戦士が現在ガンと闘病中という
衝撃的な発表がありました。
ガンと闘病しているのは、女子レスリングの渡利璃穏(わたりりお)選手です。
現在のステージと余命が気になりますが、
渡利璃穏選手のガンは悪性リンパ腫であるホジキンリンパ腫というものだそうです。
どんなガンなのでしょうか?
渡利璃穏選手の現在のステージと余命は?
渡利璃穏選手はリオオリンピック女子レスリングで本来の63キロ級で代表権を逃しましたが、2階級上げた75キロ級に増量して出場した選手です。
惜しくも初戦の2回戦で敗退し、メダル獲得にはなりませんでしたが、
なんてと言っても名前がリオですからね。
リオオリンピックに出場するために生まれてきたといっても
言い過ぎではないでしょう。
その渡利璃穏選手がなんとガンを患っていました。
渡利璃穏選手は以前から左胸に違和感があったそうです。
で、今年の7月頃X線検査をし胸部に影が見つかってしまいました。
リオオリンピック出場が決定していました。
ご本人は相当悩んだのではないでしょうか。
結局、再検査を先送りにし、リオオリンピックに集中することにしたそうです。
何としてでもメダルを持って帰りたかったと思いますが、女子レスリングの金メダルフィーバーに乗れず、ブラジル選手に敗れ初戦敗退となってしまいました。
でも、日本の女子レスリング界には名を残しましたよね。
オリンピック終了後、精密検査したところ、9月にホジキンリンパ腫と判明してしまったようです。
で、現在のステージと余命ですが、発表はありません。
悪性リンパ腫のホジキンリンパ腫のステージと5年生存率は以下のとおりです。
ホジキンリンパ腫の5年生存率ですが、
ステージIでおよそ90%、
ステージIIはおよそ80%~90%
ステージIIIはおよそ65%~80%
ステージIVではおよそ40%
だそうです。
現在は抗がん剤治療により1週間程度の短期入院を
繰り返しながら生活しているといいます。
なので、ステージIかIIではないかと思います。
ひどくなれば、短期入院ではすまないでしょう。
渡利璃穏選手が患ったホジキンリンパ腫とはどのようなガンなのでしょうか?
渡利璃穏選手が患ったホジキンリンパ腫とは?
ホジキンとは最初にこの病気を発見した人
ホジキンさんにちなんでつけられている、
ホジキンリンパ腫。
このホジキンリンパ腫とは
全身に広がっているリンパ組織内の細胞が悪性化し、
次第に全身の臓器を侵していく恐ろしいガンです。
悪性リンパ腫であるホジキンリンパ腫は、
日本では10万人あたり17.3人程度に発症するようです。
実は、女性より、男性の発症率が高く、
その10万人に対して1年間に男性約9人、
女性約6人の割合と言われています。
原因ですが、実はまだ十分にあきらかになっていません。
ただエイズや臓器移植後など免疫の働きが著しく低下した場合に発生するB細胞リンパ腫やバ-キットリンパ腫の一部であるEBウイルスというウイルス感染が関係していることが徐々にわかってきたようです。
なぜ、渡利璃穏選手がホジキンリンパ腫にかかってしまったのかは、わかりません。
ただ、一つ言えることは、渡利璃穏選手のガンは完治するということです。
渡利璃穏選手は、一度はオリンピックを諦めようとしました。
だけど、どうしても出たくて、体重を増やし、2階級もあげてオリンピック出場の夢を叶えたのです。
女子レスリングで2階級もあげるなんて、並大抵のことではないでしょう。
その苦しみや自分との闘いを乗り越えて、
掴み取ったぐらい強い方です。
そんな方がガンなんかに負けるわけがありません。
栄本部長は、
「どうしてもリオ五輪に出たいと、体重を増やしてまで頑張れた子。病気にも勝てるはず」
と言ってます。
また、渡利璃穏選手の先輩である女子レスリング界最強の吉田沙保里選手も、
「一生懸命、闘っている最中だと思う。このあいだ(至学館)大学で会った時は元気そうな顔をしていた。なってしまったことは仕方ない。早く治って、東京五輪に向けて一緒に頑張りたい」
とエールを送っています。
私は確信しています、渡利璃穏選手は病魔を克服することを。
そして、2020年の東京オリンピックでは、
リオオリンピックの雪辱を果たし、メダルを獲得することを。
元気になって戻ってくるのを楽しみにしています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。