『サ道』がサウナブームのきっかけ?人気の理由とサウナの魅力を解説

『サ道』がサウナブームのきっかけ?人気の理由とサウナの魅力を解説

ここ数年、空前のサウナブームが訪れていることをご存知ですか?人気のサウナ施設は感染対策のため入場制限が行われていたり、貸切サウナ施設が続々と出てきたりと、世の中では「サ活」(サウナを楽しむ活動)に勤しむ人が、年齢や性別を問わず続出しているのです。もとは北欧で生まれたとされるサウナ、現代では日本でも人々を魅了するその理由とは何なのでしょうか?

空前のサウナブーム!きっかけは『サ道』

2011年刊行、2016年にマンガ化

もともとは、原作者のタナカカツキさんがサウナにハマっていく過程を、エッセイとイラストを交えて書籍化された作品でした。それが話題を呼び、2016年には『サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得』と改題し、マンガ化することになったのです。ドラマ化に先駆けてヒットしていたマンガ『サ道』をきっかけに、サウナ好きになったという人も多いほど。サウナブームは、ひっそりと始まっていたのですね。

2019年に初のドラマ化

そんなマンガ『サ道』のヒットを受けて、ネプチューン・原田泰造さんを主演に迎えてドラマ化されることになったのが2019年。原田さんをはじめとするドラマ『サ道』のキャスト陣は、プライベートでもサウナに通う本物のサウナー。それぞれがそれぞれのサ活を楽しみながら、サウナという狭い空間の中で温かな人間関係を築いていくドラマは、マンガとはまた違ったリアルなサ活の様子が伝わりました。

『サ道』が与えたサウナ業界への影響とは

マンガ、そしてドラマ化された作品『サ道』により、世の中にサウナの良さを知る人が増えたことはまぎれもない事実。それは、本作が「サウナ」という未知の場所を映像化したことで、国民が「サウナってこんな場所なんだ」と納得し、一歩踏み出すきっかけを与えられたことが大きいでしょう。サウナといえば、「おじさんが行く場所」「サラリーマンが疲れを癒やす場所」というイメージが大きかったかもしれません。それが、『サ道』という作品を通してマンガや映像で伝えられたことで、ブームを引き起こしたといっても過言ではありませんね。

サウナが人々を魅了する理由とは?

マンガ『サ道』から生まれたとされる「ととのう」という表現。サウナ効果で、心身ともに浄化され整うことをそう呼ぶといわれています。まさにその「ととのう」ことが、現代人に必要とされたリフレッシュ方法であること。それがブームの理由の1つとなっているでしょう。「ととのう」という言葉で表現されるサウナの効果は、まるで瞑想のように身体や脳をリラックスさせる、心身ともに健康を促進するもの。現代、先の見えないコロナ禍やインターネット社会の中、私たちは気づかぬうちにストレスにまみれて生きてはいないでしょうか。サ活、すなわちサウナに通ったりサウナを楽しむ活動というのは、まさにそんな現代を生きる私たちに必要な、心と身体を健やかに保つための大事なリフレッシュ方法なのです。

サウナの歴史をちょこっとおさらい

サウナは、もともと北欧フィンランドが発祥といわれています。サウナストーンと呼ばれる石を熱し、その熱と、石に水をかけることで生じる蒸気とで室内の温度・湿度を上げ、蒸し風呂を作る入浴方法の1つです。かつては発祥地であるフィンランドやロシアを中心に、伝統的な入浴方法として使われていましたが、近年では世界各国で親しまれるようになりました。フィンランドでは男女別になった浴場のそれぞれにサウナがある、日本と似た形式だそうですが、ドイツでは男女混浴。しかも全裸で入ることがメジャーなのだそうですよ。

知ってる?温泉を舞台にした映画『湯道』も公開

サウナブームを巻き起こしたマンガ・ドラマ『サ道』。そして今月、今度は温泉が舞台となった作品が公開されました。その名も、映画『湯道』。生田斗真さん演じる建築家の三浦史朗が、亡き父の遺した実家の銭湯に戻ってくるというストーリーです。父親の跡を継ぎ店を切り盛りする家族にとって大切な銭湯でしたが、史朗はそれを取り壊しマンションを建てると考えていたのです。そんな中、入院することになった弟のかわりに銭湯の店番をすることになった史朗は、暖簾をくぐる常連客や家族連れを見て、心が少しずつ変わっていく…という、心温まる物語になっています。キャスト陣には寺島進さんや天童よしみさん、歌手のクリス・ハートさんなど、豪華な顔ぶれが揃っていますよ。

まとめ

最近では、サウナ婚と呼ばれサバンナ・高橋茂雄さんとタレント・清水みさとさんがサウナー同士で幸せを掴むというハッピーなニュースも舞い込んでくるなど、サウナブームの威力が増していますね。都内では、より気軽にサ活を楽しめるサウナ施設も増えており、今では年代・性別問わず実にさまざまなサウナーが、それぞれのサウナを満喫しているんですよ。サウナの魅力がじわりじわりと広まってきた昨今、窮屈で疲れやすい現代を生きる私たちが、心身ともに「ととのう」貴重なリフレッシュ方法となっていくでしょう。