入学祝い のし袋のお金の入れ方は?書き方の横書き編

あと一か月もすれば、入学式のシーズンですね。

 

 

 
親しい方や親せきのお子さんに入学が決まった方、本当におめでとうございます!
 

 

 

ご苦労が報われましたね。喜びもひとしおでしょう。

 

 

 

そこで入学祝いをお贈りしたいとお考えの方もいらっしゃると思います。
 

 

 

入学祝いをお金でお渡しする時は、のし袋に入れて贈るのは常識として知られています。

 

 

 

でも、実は、のし袋にはいろいろなマナーや決まりごとがあるのをご存知でしょうか?

 

 

 

今回は、入学祝ののし袋のお金の入れ方や、表書きの書き方をお伝えいたします。

 

 

 

特に「横書きってどう書けばいいの?」という方は是非最後までご覧ください。
 

入学祝い のし袋のお金の入れ方は?

 

まず、「のし袋」と言えば、どんな袋を想像されるでしょう?
 

 

 

のし袋のお金の入れ方のご紹介の前に、基本的なことをおさらいしておきます。
 

 

 

ご存知の方は豆知識として、サクッと読んでいただければと思います。

 

 

 

のし袋とは、赤い水引のついた、分厚い和紙の包み紙で作った封筒のようなものを想像されると思います。

 

 

 

でも、実は「のし袋」とは「のしの付いた袋」のことで、水引がついている袋の事を「のし袋」というのではありません。

 

 

 

「のし」とは、本来、「熨斗鮑(のしあわび)」のこと。

 

 

 

神様に捧げるアワビを干して、伸ばしたものを和紙につつんだものです。
 

 

 

これが簡略化されて、のし袋の右側にある飾りとなって今に伝わっているのが「のし」で、この「のし」がついている袋が「のし袋」になります。

 

 

 

つまり、入院のお見舞いやお香典のときのふくろには、水引はついていても、この「のし」はついておらず、「のし袋」とは言いません。
 

 

 

そして、この「のし袋」にはいくつも種類があります。

 

 

 

入園祝いや、入学祝いののし袋を用意する時、注意が必要なのは水引の結び目の形です。
 

 

 

結び目の形によって、用途が違うので、それを知らずに間違ったのし袋を選択してしまうと、お渡しする相手に大変失礼なことになります。

 

 

 

まず、入学祝いに使用する「のし袋」の水引は、「蝶結び」のような形のものを選ぶようにしてください。
 

 

 

これには意味があることをご存知でしょうか?
 

 

 

これは「何度でも簡単にほどけて、結び直せる」ことから、何度もお祝いできるような慶事には、「蝶結び」ののし袋を用意することになっているんです。
 

 

 

「結び切り」といって、固く結んでほどけないことを願って婚姻のお祝いに、二度と繰り返さないことを願って、災害見舞いや病気の全快祝いなどに使います。
 

 

 

この「結びきり」の水引を入学祝いに使うのはとても失礼なことなので、くれぐれもご注意を。
 

 

 

さて、あなたが気になっているのし袋のお金の入れ方ですが、まず、お札が複数あるときは全て同じ向きに揃えます。
 

 

 

人物が上になるようにして、中袋の表面とお札の表面が同じなるように入れます。
 

 

 

中袋が封筒のものは、封を折ります。糊付けは必要ありません。

 

 

 

折りたたむタイプの中袋の場合も、同じです。

 

 

 

お札の表裏の向きを間違うと香典用になってしまうので気をつけましょう。
 

↑ ↑ ↑ ↑ ↑
 

こことても重要です。

 

 

 

そして、入学祝には必ず新しいお札を用意して下さいね。
 

 

 
「入学祝いののし袋へのお金の入れ方はわかったけど、のし袋の書き方、特に横書きってよくわからないんだけど、、、」 なんて方もいらっしゃるかと。。。
 

入学祝い のし袋の書き方 横書き編

 

「中袋が横書きの場合のし袋書き方ってどうするの?」
と疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれまんが、横書きのときの金額の記入はアラビア文字で構いません。

 

 

 

縦書きの時は、「大字」と言って、難しい感じを使います。

 

 

 

例えば、縦書きで「三万円」なら「参萬圓」と書きます。

 

 

 

一方、横書きの場合ならアラビア文字で「30,000円」と書けばOKです。

 

 

 

「意外と簡単なんだね」
と思われたのではないですか?

 

 

 

難しく考えなく大丈夫ですが、のし袋には毛筆か、濃い黒の筆ぺンを使うようにしてください。

 

 

 

入学祝ののし袋には、表書きも中袋も、ボールペンや万年筆はNGですので、気をつけてくださいね。
 

 

 

「お金の入れ方もわかった、横書きの書き方も理解した。でも、どれくらい包めばいいの?」
って方、いませんか?
 
 

 

入学祝いの相場っていくら?

 

「入学祝いって、どのくらい包めばいいの?」
と気になっている方もなかにはいらっしゃることでしょう。

 

 

 

まず贈る時期ですが、入学祝いは、入学が決まってから入学式の2~3週間前までに贈りましょう。

 

 

 

時期があらかじめ分かっているので、準備する時間は充分ありますよね。

 

 

 

もし、甥っ子さん、姪っ子さんが中学、あるいは高校に入学されるのであれば、5,000円から20,000円まで贈るのが相場のようです。

 

 

 

小学生なら10,000円が上限として入学祝いを用意すれば問題ないと思います。

 

 

 

大学入学になると、「大学入試、大変でしたね。ご苦労様」という気持ちも込めて、20,000円から30,000円包む、という方が多いそうです。

 

 

 

お渡しする金額が不安なら、少し多めに包んでも良いです。

ただし、お渡しする相手の方に負担にならないような金額にすることを強くオススメいたします。

 

 

 
もらった時に、「こんなにもらって申し訳ない」

と思われない金額でよろしいかと。

 

入学祝いののし袋のお金の入れ方と書き方のまとめ

 

のし袋のデザインも、最近は紅白だけでなくとてもカラフルで華やかになりましたよね。
 

 

 

けれど、のし袋は現代に引き継いできた日本古来の文化です。
 

 

 

お渡し方やお金の入れ方のルールも、「しきたり」というよりも、日本人こその心づかいだと思います。
 

 

 

お渡しするときは、袱紗(ふくさ)に包んで、その上に乗せてお渡しすると、「あの人はきちんと礼儀作法のわかってる人だ!」と感心されるかも知れません。

 

 

 

とにかく、おめでたいことですので、お祝いの気持ちを伝えることが最も重要かと思います。

 

 

 

親しい方や親せきのお子さん入学が決まった方、本当におめでとうございます!

 

 

 

最後まで読んでいただきまして有難うございました。