7月に行われたMLBオールスターに日本人選手として唯一の出場となった大谷翔平選手は、後半戦も絶好調!2年連続MVPという快挙に、国内外問わず期待が高まっています。
一方、日本のプロ野球界でもついにあの期待の大砲が覚醒の時を迎えているのかもしれません!そう、日本ハムの清宮幸太郎選手です。
今回は、清宮幸太郎選手に注目しながら「マイナビオールスターゲーム2022」の第1戦を振り返ってみたいと思います。
日本ハム・清宮幸太郎のプロフィール
- 生年月日:1999年5月25日
- 年齢:23歳(2022年8月現在)
- 身長:184cm
- 体重:98kg
- 血液型:O型
- 投打:右投左打
- 経歴:早稲田実-日本ハム(2017年ドラフト1位)
非凡な長打力を誇る左のスラッガーとして、ドラフト1位で日本ハムに入団するも、昨シーズンまでは鳴かず飛ばず。4年目の昨季は二軍で本塁打王のタイトルを獲得するも、打率は1割台と低迷。プロ入り後初めて一軍出場がゼロに終わっていました。
転機は、やはり「新庄ビックボス」の存在でしょう。昨オフの10キロ減量指令をきっちり成功させて、シャープな身体で挑んだ今シーズン。新庄ビックボスの助言も受けながら、プロ5年目にして、自身初の年間2桁本塁打に前半戦で到達。「マイナビオールスターゲーム2022」第1戦ではサヨナラ本塁打を放ってMVPを受賞しました!
マイナビオールスターゲーム2022オールスター第1戦を振り返る
それでは、ここから福岡PayPayドームにて行われたオールスターゲーム2022の第1戦を振り返っていきましょう。
まず試合が大きく動いた2回の攻防
3万5千人の熱い歓声が飛び交う中、試合が動いたのは2回表のセ・リーグの攻撃。
先頭バッターのビシエド選手(中日)が山岡泰輔投手(オリックス)の初球、148キロのストレートを豪快にライトのホームランテラスへ打ち込みます!
すると直後の2回裏、四番の山川穂高選手(西部)が青柳晃洋投手(阪神)のド真ん中にきたツーシームを豪快に叩き切り、レフトスタンドへソロホームラン!2回終了時点では、2対1でセ・リーグがリードする展開となりました。
もつれる試合、漂う緊張感を破る!清宮幸太郎の劇的サヨナラホームラン
6回裏にパ・リーグが同点に追いつくと、2対2の同点で試合は平行線。両リーグともに激しい攻防を繰り広げながら、決着はつかず9回へ突入します。
9回表を松井祐樹投手(楽天)が三者凡退に抑え、いい流れで勝負の9回裏の攻撃に繋げました。しかし、森下暢仁(広島)投手の前に簡単に2アウト。張り詰めた雰囲気の中で打席に立ったのが、清宮幸太郎選手です。カウント1-2からの5球目、真ん中低め154キロの火の玉ストレートを完全に捉えたその打球は、ホームランテラスに突き刺さりました!大谷翔平選手を彷彿とさせる豪快なホームランに、会場は歓声の渦と化します。
オールスター 2022の第1戦!文句なしのMVPは清宮幸太郎!
衝撃の劇的ホームランとともに2対3パ・リーグ勝利で幕を閉じた、オールスターゲーム 2022の第1戦。MVPは、もちろん勝負を決めた清宮幸太郎選手に送られました!
この受賞に対して、清宮選手は「入ると思っていなかったので自分が一番驚いています。正直、ホームランをめちゃめちゃ狙っていました。森下さんがずっとストレートを投げてくださっていたのでフルスイングで応えようと思っていました。最高の思い出ですね。」と話してします。
イニング間ではキュートな「きつねダンス」も披露し、会場を沸かせた清宮幸太郎選手。すでに今オフの「マッチョ化」計画も新庄ビックボスから発表されています。ここから、まだまだ期待に応える活躍を見せてほしいですね!