小林麻央 BBC寄稿文の全文公開!英語版もあり!2016年の世界の女性100人リストは?

小林麻央さんが亡くなり、1日1日が過ぎていきます。

 
悲しみとともに、小林麻央さんという偉大な方の存在を改めて感じます。
 

それは私だけではないはずです。
 

イギリスの公共放送BBCをはじめ、世界で小林麻央さんの訃報を伝えていることからもおわかりのとおりです。
 

BBCは2016年に世界に影響を与えた100人の女性に小林麻央さんを選びました。
 

その際に、BBCに寄稿した小林麻央さんの記事がとても感動的です。
 

全文を公開しますので、今一度最後まで読んでみてください。

 

英語版もあるの?ということで、英語版もお届けいたします。

小林麻央さんのBBC寄稿文の全文公開!

2017年6月22日夜に天国に旅立った小林麻央さんは2016年BBCが選出する世界の女性100人に選ばれていました。
これは2013年に始まった企画で、小林麻央さんが選ばれたのは、日本人で初めてのことでした。

 
BBCは小林麻央さんを選出した理由として、
「ステージ4のがんと闘いながら、沈黙を破り、病状をブログに書くことで他のがん患者の力になっている」
としていました。
 

私たち日本人だけでなく、小林麻央さんのブログは世界が認めていたのです。
 

そのBBCに対して寄稿した文がとても感動的です。
 

言葉が稚拙で申し訳ありません。
 

感動的という非常に抽象的な言葉ではありますが、少なくとも私の心にはグサリと刺さりました。

 

こちらが小林麻央さんがBBCに寄稿した全文です。

2年前、32歳の時に、私は乳癌であることを宣告されました。娘は3歳、息子はまだ1歳でした。

「治療をして癌が治れば、元の自分に戻れるのだから、大丈夫!」と思っていました。
けれど、そんなに簡単ではありませんでした。
今も、私の身体は、がんと共にあります。
私は、テレビに出る仕事をしていました。
病のイメージをもたれることや弱い姿を見せることには「怖れ」がありました。
なので、当時、私は病気を隠すことを選びました。
隠れるように病院へ通い、周囲に知られないよう人との交流を断ち、生活するようになっていきました。
1年8か月、そんな毎日を続けていたある日、
緩和ケアの先生の言葉が、私の心を変えてくれました。
「がんの陰に隠れないで!」
私は気がつきました。
元の自分に戻りたいと思っていながら、
私は、陰の方に陰の方に、望んでいる自分とは
かけ離れた自分になってしまっていたことに。
何かの罰で病気になったわけでもないのに、
私は自分自身を責め、それまでと同じように
生活できないことに、「失格」の烙印を押し、
苦しみの陰に隠れ続けていたのです。
 
それまで私は、全て自分が手をかけないと
気が済まなくて、
全て全てやるのが母親だと
強くこだわっていました。
それが私の理想の母親像でした。
けれど、
病気になって、
全て全てどころか、
全くできなくなり、
終いには、入院生活で、
子供たちと完全に離れてしまいました。
 
自分の心身を苦しめたまでの
こだわりは
失ってみると、
それほどの犠牲をはたく意味のある
こだわり(理想)ではなかったことに
気づきました。
そして家族は、私が彼らのために料理を作れなくても、幼稚園の送り迎えができなくても、
私を妻として、母として、以前と同じく、
認め、信じ、愛してくれていました。
私は、そんな家族のために、
誇らしい妻、強い母でありたいと思いました。
私は、闘病をBlogで公表し、
自ら、日向に出る決心をしました。
すると、たくさんの方が共感し、
私のために祈ってくれました。
そして、苦しみに向き合い、乗り越えたそれぞれの人生の経験を、
(コメント欄を通して)
教えてくれました。
私が怖れていた世界は、優しさと愛に
溢れていました。
今、100万人以上の読者の方と繋がっています。
 
人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。
例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。
「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。
だから、
与えられた時間を、病気の色だけに
支配されることは、やめました。
なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。
だって、人生は一度きりだから。

出典:http://www.bbc.com/japanese/
 

 

いかがでしょうか?
 

私はここに小林麻央さんの想いが詰まっていると感じました。

 
なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。
だって、人生は一度きりだから。

 

小林麻央さんは確かに34年という短い人生だったかもしれませんが、なりたい自分として人生を全うし、多くの人に愛された太い人生だったのではないでしょうか。
 
息を引き取る瞬間まで、、、
https://5w1h-jp.com/kobayashimao/saigonoyousu-nenrei

 
このBBCに寄稿した文が掲載されたことを自らのブログでこのように語っていました。
 

これまでブログに書いたものに
加えて、まとめました。

人間なので、
いつでも
こんな気持ちでいられる
わけではありませんが、
私なりの葛藤の先に
たどり着いた思いです。

皆さんに
背中を押して頂きました。
本当にありがとうございます。

出典:https://ameblo.jp/maokobayashi0721

 

普通の方以上に悩み苦しんでいたんでしょうね。
 

ようやく解放され少しはゆっくりされているかもしれません。
 

心から哀悼の意を捧げたいと思います。
そして遺されたご家族の方の悲しみが、一日も早く癒えることを願って止みません。
 

ちなみに小林麻央さんのBBCへの寄稿文の英語版はコチラです。
 

小林麻央さん以外にどのような方々が世界の女性100人に選ばれたのでしょうか?

小林麻央さん以外の2016年の世界の女性100人リストは?

小林麻央さん以外には、
リオデジャネイロ五輪女子体操で4個の金メダルを獲得した米国のシモーネ・バイルズ選手、
南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領の孫でがん対策運動家のゾレカ・マンデラ氏
尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)という、一部肌の色素が抜けてしまう皮膚疾患を持つカナダ生まれのモデルのウィニー・ハーロウさん
リーグ優勝に導いた男子の香港プロサッカークラブ東方体育会の監督、陳婉?(チャン・ユエンティン)さん。
ロシア史上初の外務省報道官マリア・ザハロワ氏。
らが選ばれています。

 

コチラが小林麻央さん以外の世界の女性100人リストです。

 

こちらによると、小林麻央さんはCancer Bloggerと紹介されています。

 

ネット上では、金儲けのためと心無いことを言っている方もいらっしゃいましたが、、、

 

私は、そんなことは微塵にも思いません。
 

小林麻央さんは、私たちに愛と笑顔と人を思いやる気持ちを、ブログを通して教えてくれました。

 

だから私たちは、小林麻央さんの分まで一生懸命生きる義務があるのです。

 

NEWS ZERONの村尾信尚(のぶたか)キャスターのこの言葉には感銘を受けました。


 

「人は何年生きるか自分では決められない。しかしいかに生きるかは決められる。」
 
まさに小林麻央さんは、いかに生きるかを、どう生きたいかをご自分で決められ、旅立って行ったと思います。
 

私もこちらのNEWS ZEROのエンディングで涙しました。
 

 

そして、このバイキングの坂上忍さんの涙にグッときました。

 

市川海老蔵さんの口から報告を聞きたかったというのはありますが、、、

 

 

小林麻央さんのためにも一度しか無い人生を、私は小林麻央さんの分まで一生懸命に生きたいと思います。
 

小林麻央さん、今まで有難うざいました。
 

最後まで読んで頂きまして、有難うざいました。